旧東海道を歩いて三島駅から箱根峠へ・その2

旧東海道を歩き、三島から箱根峠までの続きです。写真は前回最後の「強飯(こわめし)坂」を登り切って、国道1号線とぶつかった個所になります。

旧東海道

1号線を横切って石畳の道に入ります。この辺りの石畳からは、かつての旧道にあったであろうものみたいで、雨で濡れているとかなり滑って歩きづらいです。

旧東海道

石畳を歩いた先に急に目の前に広がった駐車場と音楽、何事かと思ったら「三島スカイウォーク」でした。日本一長い吊橋をうたった観光名所で2015年にオープンしました。僕も一度はここの吊橋は渡ってみたいです。そこから見える富士山も良いだろうし。

旧東海道

スカイウォークを過ぎると今度は「山中城跡」の案内が出てきます。

旧東海道

その前に、一部通行できない区間がありました。その分国道1号線を歩くことになりますが、距離的にはそれほど変わりがないと思います。

旧東海道

 

山中城跡

石畳を何度か歩いて山中城跡に着きます。この山中城は豊臣秀吉の軍にわずか半日で落城してしまったそうですが、石を使わない土だけの地盤を用いた珍しい城だそうです。今は土壌が風化しないように芝を敷いて、当時の造りを再現しているそうです。あ、城自体はありません。

旧東海道

山中城跡を過ぎると、いよいよ石畳も本気を出してきます。かなり長い距離を歩くことになり、足元がだんだんきつくなってきます。これ、箱根側から下りてくる人たちは滑りそうで怖いだろうな。

旧東海道

一旦国道1号に出て、反対側へ渡ると民家が出てくるのでそっちへ進みます。

旧東海道

すると山道っぽくなってきて、ここから箱根峠まではこんな感じと石畳が続きます。

旧東海道

「念仏岩」その昔、旅の途中で行き倒れた人たちを、山中城跡の近くにある宗閑寺で供養したようで、その記念碑的な岩だそうです。手前の小さな石碑には「何妙法蓮華経 宗閑寺」と書かれているそうです。

旧東海道

滑って歩きにくくて石畳の道が結構足に来ます。昔の人はこれをわらじとかで歩いていたのかと思うと凄いですね、きっと現代人よりも足の裏は強かったでしょうね。

旧東海道

途中に「記念碑あるよ→」みたいな看板があって、それが恐らくこれを指しているものと思いました。明治天皇がここを歩いたという記念碑のようです。あまり近くで見なかったので、あとで写真で「明治天皇」という文字を見つけた次第です。

旧東海道

直接は通りませんでしたが、かつては「接待茶屋」という、旅人に対して無償で奉仕してくれる茶屋が存在していたようです。

旧東海道

笹のトンネルが出てきました。この辺りは笹が石畳に落ちていて、割と歩きやすかったような印象があります。いつ頃からこんな風になっているのですかね。

旧東海道

「兜石」と書かれていました。東屋があって休憩可能ですが、ここまでくると箱根峠も近いのです。

旧東海道

そうです、箱根峠に着きました。途中ダラダラと休憩しながらですが、三島駅からは4時間強で着きました。ずっと坂を登ってきたので結構疲れました。逆のコースを歩く人が多いのも分かる気がします。

今回三島駅から箱根峠までを登って行ったのは理由があって、また2週間後にここを歩くことになるからです。しかも夜中!だから昼間の道を見て様子をつかんでおこうと思ったのです。その模様はまたこの場でも書くつもりではいます。

 

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